よっこの家

営業として働く母が、暮らしや子育てについて考えたことを書いています。

保育園転園で失ったものと得たもの~1歳児の転園~

 

この4月に1歳半の長男が認可外保育園から認可保育園に転園しました。

きっとどんな親も、子供にとってできるだけ良い環境を与えたいという大前提は同じかなと思います。

 

そこに、仕事や家庭の事情がプラスされて選択に悩んだ私自身の転園で感じたことをまとめました。

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転園する理由

 認可外園に対する不安

もともとは0歳4月の保活で認可園に入れず、認可外にお世話になりました。

古くからある認可外の園ですが、先生方もベテランの年配の方が多く、園庭もとっても広々。のんびりした空気感がとっても素敵な保育園でした。

ただ、物理的に保育士さんの人数が少ないように感じ、不安を感じていました。

もう一つは、連絡帳の文章力があまり高くなかったことです。漢字や送り仮名の間違えがかなり多く、1年間毎日書かれていることがほぼ変わらずで、気になっていました。

 

 物理的な距離

自宅から車で20分、息子を迎えてチャイルドシートに乗せて帰宅するまでに約1時間かかります。夫の通勤途中だったため9割以上は夫に送迎をお願いしていました。

そうなると、夫の通勤時間に合わせるため朝7:00、夜19:30の帰宅が通常でした。

私としては楽ですが、もう少し一緒にいたほうが良いのかなという気持ちと、夫の負担、災害時の引き渡しを考えると「近いは正義」と思うようになりました。

 

 お金のこと

認可外の1歳児の保育料は54,000円、認可園も世帯年収で決まりますが共働きの我が家の場合、それより3万円ほど高くなります。

しかし、第2子を授かったことで状況が2つ変わりました。一番高い3歳未満までの間に私の産休・育休で世帯年収が落ち、認可外とほぼ同じ金額になること。また、2人目が半額になることでトータルの金額は安くなること。

「認可のほうが高い」という我が家特有の問題点は2人目妊娠で状況が一変しました。

 

保育園転園で失ったもの

 精神的な余裕

もともと子供と接するのがあまり得意でない私は、正直子供と二人の時間が長いと精神的にやや追い詰められます。

「夫が送迎をする=子供がいる時間は夫もいる」というのは私にとって精神的にとても楽でした。

また、産休・育休中も短時間保育にならないため、産まれてくる赤ちゃんとゆっくりすごせるという余裕は、認可園の育休に入ったら短時間保育というルールのため失われることになります。

 時間

何時間預けても同額だった認可外と比べ、認可園は延長料金がかかります。

また、「基本は仕事をしている時間預ける」というルール上、終わったら迎えに行くのが鉄則です。

在宅勤務が多い私は朝、一人でゆっくりコーヒーを飲む1時間、仕事を終えて夕飯の準備や休憩をする2時間が無くなりました。この時間で「母親」と「私」の切り替えをしていたので、少しつらいです。

 

 

転園は失敗だった?と思った数日間のはなし

 息子が毎日泣いて登園する苦しさ

6カ月から認可外に通っていた息子は1年間1度も泣かずに登園しました。

温かい雰囲気の園で、彼にとってはもう一つのHomeだったのかなと思います。新しい園になり、最初の1週間はバイバイの時に毎日泣きました。

彼から大切なものを奪ってしまった気持ちで苦しくなりました。

(1週間を過ぎてから、ニコニコハイタッチで登園できるようになりましたがw)

 持ち物と洗濯が倍増

これは園によると思うのですが、今の園はかなり頻繁にお着替えをさせてくれます。

砂がついた、ご飯の時に汚してしまった。

コップやタオル、今までお食事タオル1枚だけだった認可外に比べると圧倒的に洗濯が増えました。

でもこれは、すぐに慣れます。

 

保育園転園で得たもの

 息子との時間

自分でお迎えに行くようになり、廊下に貼られた今日のお絵描きを指さしたり、園庭のメダカを一緒に眺めたり。こういう時間はきっと何年か後に特別に愛おしいものになるんだろうなと思います。

帰宅後に何冊も絵本を読める余裕や、夫が帰ってくるまでに一緒に入るお風呂も私にとっては初めてで、今まで物理的にどうこなすか?ということをロジカルにしか考えていなかったのかも?と気づかされました。

 

 遊びに対する満足度

「クレヨンでお絵描きした上に絵の具を塗って、弾けることが楽しかったようです!」

「紙粘土で蛇やアイスクリームを作りました!」

「園庭でシャワーのトンネルをくぐって遊びました!」

今の保育園は毎日色んな遊びを考えてくれます。0歳児だった息子には前の園のみんな自由にのんびりというのもよかったのかなと思うようにしていますが、沢山の興味がわく今、沢山の遊びをさせてくれる園に感謝しかないです。

 

 このままでよいのか?と迷う時間の解消

認可に落ちたのでとりあえず通わせていた認可外園。思いのほか自分が楽できるので、このままでいいか、と思いながらもずっといつ転園?と迷っていました。

プラスとマイナスを書き出してみたり、合計費用の計算をしてみたり。。。

思い切って転園させたことで、子供が今の園で辛い思いをしない限り、このまま卒園までお世話になると心を決めました。

そのおかげで、迷い事が一つ減りました。 

まとめ

転園1カ月、今はやっと「これでよかった」と思えます。

「子供にとって良い刺激がある良い環境」であることと「若干の無理はあるけど、何とか生活にフィットしている園」というこの2つがポイントかなと思います。

それからどこかで、できるだけ自分の負担を減らしておかないとワンオペの沼にハマっていくという恐怖心が強かったのかなと自負しています。

はじめての子育てで、夫婦できるだけ協力して子育てをしたい。この思いが強すぎて、夫への負担を大きくすることを知らず知らずに進めていてしまった気がします。

 

時間通りに事を運ばせる、タスクをこなす、ということに何よりの価値を置いている私が、子供とのゆっくりとした時間を敢えて過ごすというチャレンジをしてみることにしました。

 

ビーフシチューに生クリームを垂らすイメージでいます。

あのためだけに生クリームを買うってすごくコスパが悪いけど、まろやかになるし、気持ちも少し上がります。

 

この最後の生クリームが吉とでるか凶と出るかは、まだわかりません。